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OBSのインストール
mac で画面をキャプチャして配信するためにはOBS Studioというツールを使います。
初めてOBSを使うという方に向けて使い方を紹介していきます。
⬇️早速こちらの公式リンクからOBSをダウンロードしましょう。
https://obsproject.com/ja/download

obs-mac-xxx.dmgファイルのダウンロードが完了したら、
ファイルをApplicationsにドラッグさせて起動させましょう。

OBSのオススメ設定
OBSのインストールが完了したら、まずは諸々の設定を済ませちゃいましょう。
右下のコントール欄にある「設定」からOBSの設定は可能です。

配信設定
まずは配信の際に必要となる設定です。
OBSではTwitter、FaceBook Liveなど様々な配信メディアに対応していますが、
今回はYoutube Liveの設定を例に取り上げます。
「配信」タブを開いて設定します。

サービス | YouTube/YouTube Gaming |
サーバー | Primary YouTube ingest server |
ストリームキー | YouTubeで自身のチャンネルに割り振られているキー |
出力設定
「出力」タブの配信タブから設定していきます。

出力モードを「詳細」にして詳細設定を行います。
ビットレートは簡単にいうと動画の画質を表します。
※一秒間にどれほどの情報をやり取りするかということです。
YouTubeでは51,000Kbpsまで許容されていますが、あまりに数値をあげすぎると、
動画のカクツキ原因となっていまします。
「2,500Kbps」でまずは試してみて、カクツクようであれば2,000Kbps/1,000Kbpsと設定を落としてみてください。
キーフレーム間隔は「2」秒を推奨しています。
映像設定
「映像」タブから設定を行います。

基本解像度 | 1280×720 |
出力解像度 | 1280×720 |
縮小フィルタ | バイキュービック |
FPS 共通値 | 30 |
解像度は画質を表しています。
小さいほど画質は荒くなりますが、PCがサクサク動きます。
1920×1080は非常に高画質になりますが、
PCのスペックが足りていない、回線が弱いと逆にガクガクになってしまいます。
基本解像度、出力解像度併せて1280×720がオススメです。
FPS 共通値は1秒間に見せる画像枚数のことですが、これも上げすぎるとPCの負担になってしまうので、
30あれば十分です。
※FPSに関して詳しく知りたい方はこちらが分かりやすいです。
https://ossan-gamer.net/post-1435/
画面動画収録方法

コントロール欄の「スタジオモード」を押すと
プレビュー(自分の画面)と番組(配信する画面)を見比べることができます。
「トランジション」を押すと自分の画面を配信画面に反映することができます。
「配信開始」/「録画開始」で選択されている画面の収録がはじまります。
ウインドウキャプチャの収録方法
シーンの + を押して適当なシーンを作成し、
シーンにソースを + で追加してみましょう。今回はウインドウキャプチャを追加します。

ウインドウキャプチャは現在開いているウインドウを選択することができ、
選択したウインドウを収録対象に追加します。

Safariの画面だけ収録したい!
このゲームアプリの画面だけ収録したい!
という場合に便利です。
プレビューに追加した後に、手動で画面サイズの設定もできますが。
command + s を押すと、画面サイズを自動的に合わせてくれます。
プレビューに追加が完了したらトランジションで番組へ反映させてみましょう。

画面キャプチャの収録方法
ウインドウキャプチャの追加方法と同じように、
今度は画面キャプチャを追加します。

収録するディスプレイを選ぶことができます。
複数ディスプレイがある方は、
・ディスプレイ0は配信用のディスプレイ
・ディスプレイ1は裏の設定を行うディスプレイ
のように用途に分けて使い分けることができます。

画面キャプチャは先ほどのウインドウキャプチャと違い、
ディスプレイに映るもの全てを収録することができます。
裏を返せば、映す意図がなかった情報も、ディスプレイ内に表示されれば収録されしまいます。
写してはいけない情報はディスプレイに表示しないよう注意してください!
※ウインドウキャプチャで収録できない場合
ウインドウキャプチャで収録できない!
ウインドウの選択肢が開いているウインドウより少ない!
なんかnullで表示されて選択しても真っ黒の画面が表示される!
ウインドウキャプチャを使おうとすると上記のような問題が起きる可能性があります。

こんな時は
[システム環境設定] -> [セキュリティとプライバシー] -> [プライバシー] -> [画面収録]
を確認してOBSにチェックが入っているか確認してみてください。

音声を収録する方法
Macは音声設定画面でのデスクトップ音声がデフォルトで無効しか選ぶことができず、
外部ツールを導入しなければMac内の音声を取ることができない仕様になっています。

Soundflowerとladiocastという二つのツールをインストールします。
Soundflower のインストール & 設定
Soundflowerダウンロードリンク
https://github.com/kawauso/Soundflower-2×4/releases/tag/2.0b2.0
Soundflowerのダウンロードが完了したらinstaller.pkgを使いインストールを完了させます。
※結構時間がかかります。

インストールが完了すると、
[システム環境設定] -> [サウンド] -> [出力]
の欄に「Soundflower 1」という項目が追加されます。

ここをSoundflower 1に設定することによって、
Mac内の音声はSoundflower 1 に出力されるようになります。
※配信/録画が終わったらスピーカーやイヤホンに戻してください。
ladiocast のインストール & 設定
ladiocastダウンロードリンク
https://apps.apple.com/jp/app/ladiocast/id411213048?mt=12

インストールが完了して開くと、音声の入力/出力の配分が可能になります。

入力1 | 外部マイク (マイクなど自分の声の入力) |
入力2 | Soundflower1 (Mac内の音声の入力) |
出力メイン | Soundflower2 (入力1と2がMIXされた音声が出力される) |
これで自分の声とMac内の音声をMIXすることができます。
各Volume調整もこの画面で行うことができます。
OBSでの音声入力設定
「音声」タブのデスクトップ音声を、
先ほど設定したMIX音声が出力される Soundflower 2 に設定します。

これで配信/録画で自分の声とMac内の音声が取れるようになりました。
⬇️実際に筆者がOBSで画面収録した映像
※ 録画画面と音声が音ズレする場合
画面が音声より遅れている!
画面が遅延している!
このような場合は、[音声ミキサーの設定]から[オーディオの詳細プロパティ]を設定することで、
音声を遅らせることができます。

例 [2,200ms遅らせる]

以上mac で OBS Studio を使って画面配信/録画する方法でした。
参考になれば幸いです。
ご精読ありがとうございました!!