
1.adbコマンドを使用するための事前準備
ADBとはAndroid Debug Bridge の頭文字をとったものです。
adbコマンドを使用できるようになると、
PCからAndroid端末に、アプリのインストール、ログの取得、デバッグ処理など
様々な処理ができるようになります。
Androidアプリを開発する上では必須となるコマンドとなります。
adbコマンドを有効化するには、まずAndroid Studioのインストールが必要になります。
まだインストールされていない方は、
こちらを参考にインストールしてみてください。

2.adbコマンドの有効化
Android Studio をインストールしただけの状態で、
Terminal で adb コマンドを使おうとしても以下のようなエラーが出て使えないと思います。
$ adb version
bash: adb: command not found
adb コマンドにパスを通す必要があります。
adb コマンドにパスを通す方法
.bash_profile にパス情報を記載していきます。
viエディタ、もしくは nano コマンドを使用して、
Terminal から直接 .bash_profile を編集していきましょう。
今回は nano コマンドを使用します。
$ nano ~/.bash_profile
.bash_profile の末尾に下の2行を追記します。
export ANDROID_HOME=/Users/$USER/Library/Android/sdk
export PATH=${PATH}:$ANDROID_HOME/tools:$ANDROID_HOME/platform-tools
追記が完了したら「control + X」を入力して、変更内容を保存します。

保存しますか? (Save modified buffer?)と聞かれるので、「y」を入力します。
「n」を入力すると変更が破棄されます。

File Name to Write と表示されたら 「Enter」で変更を確定します。
本当に変更されたか、念のため cat コマンドで .bash_profile の中身を見てみましょう。
cat コマンドは Terminal 上からファイルの中身を見るためのコマンドです。
$ cat ~/.bash_profile

上の画像のように変更が確認できれば成功です。
設定を全体に反映させるため source コマンドを入力します。
$ source ~/.bash_profile
adb が使えるようになったか確認します。
adb vesion と入力してみましょう。
$ adb version
Android Debug Bridge version 1.0.41
Version 29.0.6-6198805
Installed as /Users/hoge/Library/Android/sdk/platform-tools/adb
これでadbコマンドを使えるようになりました!!
Androidアプリ開発の参考になれば嬉しいです。
具体的なadbコマンドについては
こちらの記事にて紹介していますので、併せてご覧ください!
ご精読ありがとうございました!!